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【読書感想】52ヘルツのクジラたち

2021年度本屋大賞を受賞した、町田そのこさんの著作です。タイトルにクジラたちとありますが、決して動物日記のような類ではなく、他の人に事情を察してもらえない弱者の心の声を、52Hzという他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラに例えた比喩です。
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【読書感想】元彼の遺言状

第19回(2021年)『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した、新川帆立さん著の作品。「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。学生時代に彼と三ヶ月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家主催の「犯人選考会」に参加することとなった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を獲得すべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。
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【読書感想】八月の銀の雪

伊与原 新さん著作、第164回(2020年下半期)直木三十五賞候補、2021年度本屋大賞第6位の作品です。それぞれ、「八月の銀の雪」、「海へ還る日」、「アルノーと檸檬」、「玻璃を拾う」、「十万年の西風」という短編5篇を集めた短編小説集です。
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【読書感想】オルタネート

加藤シゲアキさん著作で、第164回(令和2年/2020年下半期)直木賞ノミネート、2021年度本屋大賞第8位、第42回吉川英治文学新人賞受賞の青春群像小説です。作者の加藤シゲアキさんは、ジャニーズの人気アイドルグループ「NEWS」のメンバーであることも話題になりました。
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【読書感想】犬がいた季節

昨年、「雲を紡ぐ」で第163回直木三十五賞候補になった伊吹有喜さん著作の2021年本屋大賞ノミネート作品です。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、犬のコーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作です。
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【読書感想】この本を盗む者は

本書は深緑野分さん著作の2021年度本屋大賞ノミネート作品です。いわゆる空想ファンタジー小説です。そもそもどうして呪いがかけられているのか、誰がどうやってかけたのかというミステリー部分はありますが、ブックカース(本の呪い)によって、作られた世界での描写が多いです。
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【読書感想】推し、燃ゆ

宇佐美りんさん著の第164回(2020年下半期)芥川賞受賞作にして2021年本屋大賞ノミネート作品です。直木賞受賞作やノミネート作品が本屋大賞にノミネートされることは珍しくありませんが、芥川賞受賞作がノミネートされるのは珍しいのではないでしょうか。
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【読書感想】心淋し川

第164回(2020年下半期)直木三十五賞を受賞した、西條奈加さん著の作品です。江戸、千駄木町の一角に流れる「心淋し川(うらさびしがわ)」。その小さく淀んだ川のどん詰まりに建ち並ぶ、古びた長屋に暮らす人々が物語の主人公です。
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【読書感想】女帝 小池百合子

ノンフィクション作家石井妙子さん著のYahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞ノミネート作品です。言わずとしれた現東京都知事小池百合子氏について書かれたドキュメントです。特に難しい言葉も使っておらず、非常に平易な文章なのでボリュームはたっぷりですが楽に読むことが出来ます。
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【読書感想】ワイルドサイドをほっつき歩け ーハマータウンのおっさんたちー

Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞候補だったブレイディみかこさん著作のノンフィクションです。著者のブレイディみかこさんは、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で、前年度のノンフィクフォン本大賞を受賞しています。
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