F-1がレースクイーンを廃止するですと!?

自動車レースのフォーミュラー1の公式サイトによりますと、今期からレースクイーンの廃止を決定したということです。

Formula 1 to stop using grid girls

Formula 1 will end the long-standing practice of using walk-on grid girls, commencing with the start of the 2018 FIA Formula 1 World Championship season. These changes also apply to our other motorsports series that take place during the Grands Prix weekends.

Formula 1 considers the time spent by teams and drivers on the grid before a race as one of celebration, where guests and various performers can add to the glamour and spectacle of the Grand Prix, enabling promoters and partners to showcase their countries and products.

“Over the last year we have looked at a number of areas which we felt needed updating so as to be more in tune with our vision for this great sport,” said Sean Bratches, Managing Director, Commercial Operations at Formula 1.

“While the practice of employing grid girls has been a staple of Formula 1 Grands Prix for decades, we feel this custom does not resonate with our brand values and clearly is at odds with modern day societal norms. We don’t believe the practice is appropriate or relevant to Formula 1 and its fans, old and new, across the world.”

The new F1 season begins on March 25 with the 2018 Formula 1 Rolex Australian Grand Prix in Melbourne.

31 Jan 2018
Official F1 App Terms and Conditions HEADLINE

私英語が苦手ですので、これをちょいとGoogle先生に翻訳していただきましょう。

グリッドの女の子を使用しないようにする式1

フォーミュラ1は、2018年FIA F1世界選手権シーズンのスタートを皮切りに、ウォーキンググリッドの女の子を使用した長年の実践を終わらせます。 これらの変更は、グランプリの週末に行われる他のモータースポーツシリーズにも当てはまります。

フォーミュラ1は、レース前のグリッドでチームやドライバーが費やした時間を祝賀会の1つとして考えています。ゲストや様々なパフォーマーがグランプリの魅力と光景に加わり、プロモーターやパートナーが国や製品を紹介できるようになります。

「この偉大なスポーツのビジョンにより多くのものが反映されるように、更新が必要ないくつかの分野を昨年にわたって見てきました」とフォーミュラ1のコロンビア運営責任者、ショーン・ブラッチスは述べています。

「グリッド・ガールズを採用した実績は、数十年にわたりF1グランプリの定番となっていますが、この習慣がブランド価値に共鳴しておらず、現代の社会規範とは明らかに異なると感じています。 フォーミュラ1とそのファン、世界中の古いものと新しいものに適切で関連しています」

新しいF1シーズンは、3月25日にメルボルンで開催される2018年のF1ロレックス・オーストラリアGPで始まります。

タイトルからして脱力しそうな訳文ですが、フォーミュラー1はグリッドガールを廃止するというそのままの内容だろうと思います。

で、グリッドガールというのは日本で言うところのレースクイーンです。もっともこれには、日本人がイメージするレースクイーン(やたらと露出の多いセクシーな格好してパラソルさしてるお姉さん)とは、厳密な意味では違うという方もいますが、いずれにしろこれが現代の社会常識にそぐわないということなんですね。女性蔑視にあたるということなんでしょう。確かにレースとは全く関係の無いところでセクシーな女性が必要なのかと問われれば、その必要性に対して説得力のある説明を出来る人はそう多くはないだろうと思います。

しかし、これまで数十年に渡って定番になってるんなら、それはもう伝統文化なんだから今さら変えなくてもいいじゃないですか。そもそもレースとはまったく関係なくても、あるいはレーサーにとってのモチベーションになっていなくても、広告塔という意味においても、またレース全体に華を添えるという大きな意味があるんですから。これって結局のところ男性からの性差別じゃなくて、同じ女性からの綺麗な人に対する嫉妬みたいなものですよね。

F-1のレースクイーンがだめだと言うのなら、野球やアメリカンフットボールのチアガールだって駄目だろうし、ボクシングのリングガールも駄目だろうし、そもそも女性の方たちもそんな堅苦しい内容の取り決めに多くの人が賛同してるのでしょうか。それが本当に現代社会の常識であり時代の要請というのなら、今一度常識を疑う必要もありそうです。

最近では日本でも少数のクレーマーによって、常識的に考えてもおかしな対応を取らざるを得ないことが間々ありますが、それが正しい文化の発展に寄与するとは限りません。もっともレースクイーンというのはそれを生業にしている人はほとんどいないでしょうから、それほど目くじらを立てることもないのかもしれません。

ただ、これがアメリカのハリウッド女優たちがセクハラを訴えた問題と全く無関係とは思えないところに多少の寂しさを覚えるのですよね。

コメント