野球賭博に続いて、NTT東日本のバドミントン部で世界ランキング2位の桃田賢斗選手や、ロンドンオリンピック代表の田児選手などが違法カジノ賭博を行っていたことが発覚しました。NTT東日本バドミントン部では、この二人のみならず男子部員の殆どが賭博を行っていたということです。
現行法上、違法とわかっていてしていたのですからその罪は免れませんが、その一方で思うのは、もしもカジノが合法であったなら、特に問題なかったのにということです。
日本では国に認められたギャンブルがいくつかありますが、賭博行為は原則禁止になっています。カジノがお台場やもしくは沖縄辺りで営業出来たら、雇用も含めきっと国内経済にも良い影響を及ぼすだろうと思います。しかし、その一方で治安の問題や暴力団の資金源になる恐れなど、いろいろと問題も孕んでいます。
ただ、本来国が認めたギャンブルではないパチンコが駅前で堂々と営業を続けている現状を考えると、果たして今回のカジノ賭博と均衡が取れているのだろうかと考えてしまいます。こちらはただの黙認で、決して合法ではないはずです。
もちろん合法カジノが出来れば違法カジノが無くなるかと言えば、競馬のノミ行為同様むしろ増えるかもしれません。それでも、もし今の段階で合法で出来るカジノがあったら、オリンピック出場が決まっている選手が、果たして違法カジノに足を踏み入れるだろうかとも思うのです。
少し前に携帯ゲームのガチャが射幸心を煽るということで行政指導を受けましたが、これなども厳密に言えばギャンブルに近いものだろうと思います。結局、どこからが違法でどこまでなら暗黙の了解なのかという線引が非常に難しいのがギャンブルだろうと思います。それが昼飯のおごりだろうと景品が図書券だろうと、多かれ少なかれ大抵の大人は賭け事をしているのではないかと思います。
日本の選手が世界で活躍できるようになると、そのスポーツは脚光を浴びて選手たちにも賞金や報奨金という形で還元されるようになります。そうなるとその競技全体の競技人口も増え、スポンサーもついて大会での賞金も増えと好循環を繰り返します。
バドミントンは最近ようやく日の目を見ることが出来たスポーツのひとつだろうと思います。そして桃田賢斗選手なども、これからが楽しみの選手だろうと思います。法に触れることをしたのだから罰を受けるのは仕方ないとしても、将来ある若者やスポーツの未来を潰すことの無いように、関係者の方はなんとかサポートしてあげて欲しいと思います。
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