しまなみ自転車道 17年度末まで無料化を継続
3月末で終了予定だった瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金無料制度が、2017年度末まで継続されることが11日分かった。山本順三国土交通副大臣(参院愛媛選挙区)が、東京で愛媛、広島両県から2年間の無料化継続要望を受けた際に明らかにした。期限を区切らない完全無料化も「いずれやる方向で努力したい」と述べた。
国交省での要望時、上甲俊史副知事は15年度のレンタサイクルの全体貸出台数(8~11月の平均)が月1万5749台で、2年前の1.8倍に増えたと説明。沿線地域の活性化にもつながっていると訴えた。
今やサイクリストの聖地とも呼ばれるしまなみ海道です。健康志向や弱虫ペダル人気などもあって、今でも自転車はちょっとしたブームですね。
一般的に自転車と言えば街なかで乗るママチャリをイメージする人も多いと思いますが、自転車にはツール・ド・フランスなどで乗られているロードレーサーと呼ばれるスポーツバイクや、オフロードで乗るマウンテンバイク(MTB)など種類も豊富です。
私も自転車に乗るのは好きですが、その自転車の最大の敵は風と上り坂です。しまなみ海道は島の間を橋で繋いでいるので、その登り降りを何度もしなければなりません。ロードレーサーはその乗車姿勢からママチャリに比べて風の抵抗を受けづらく、比較的走りやすくなっています。また、重量が軽い上に多段ギアを備えているので、上り坂もママチャリに比べて格段に楽に登れるようになっています。
ただし、タイヤも細く前傾姿勢で乗らないとならないことや、早く走るためには停車した時に腰掛けたままでは両足が地面に着かないくらいにサドルを上げたりと、普段乗り慣れていない人が乗るにはハードルが高すぎます。
信号も少ないしまなみ海道は、自転車の楽しみを覚えるには最高のロケーションです。しかし、先ほども言ったように天候次第では海風も受けますし、橋の坂を登り降りするのは必須です。乗りやすそうだからと普通のママチャリやシティーサイクルで行くのはお勧めできません。
そこで何がいいかというと、これはもう電動アシスト自転車一択です。自転車本来の楽しみをあくまでも自力で走るということに求めれば、明らかに邪道な選択ではあるでしょう。ただ、ママチャリとロードバイクでは最初からハンデが付いています。
橋の坂というのは意識しないとそれほどわからないかもしれませんが、登り始めればすぐに太腿に負担がかかるのでわかるはずです。特にギアチェンジの出来ないママチャリだと、その負担は全て脚にきますので太腿がパンパンになってきます。
ただ、自転車の楽しみはたんに自力で走るだけではなくて、自然の風を受けて走ることにもあります。電アシ自転車の場合も、アシストの助けを借りているとはいえ自分の力にプラスアルファしているわけですから、自分の力で走っていないわけでもない。不思議な事に電動アシスト自転車に上り坂で抜かれる時の悔しさは、本来自分の力だけで登っているはずの自転車でも感じるのです。それならば、電動アシスト自転車を選択しない理由がありません。
最高の景色と最高の気分を味わうためには、電動アシスト自転車を強くおすすめします。ただし、普段からロードバイクに乗り慣れている方は当然輪行か、あるいは直接自転車でGOですね。
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