このサイトは安全なの?転ばぬ先の杖のサイトチェック

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サイトを閲覧している時にふと気になるのがハイパーリンクによって誘導されるリンク先。最近では閲覧しただけでウィルスに感染してしまうサイトも出現しているので、不用意にリンクをクリックするのも躊躇われます。特にリンクを改変してあるサイトは危険です。

URLを改変しているものにはいくつか理由があります。それが正当な理由なら良いのですが、人を騙すためのものもありますから注意が必要です。ではどういう場合が正当なのか。

例えば動画の紹介やアフィリエイトリンクの場合。You Tubeの動画へのリンクのように、正規表現にしてしまうとURLがとても長くなってしまうことがあります。ハイパーリンクの場合はURLの代わりに「詳しくはこちら」みたいな表現をしても良いのですが、それだとどこへリンクされているのかすぐには判別出来ません。それではサイトの訪問者に対して余計な不信感や不安を抱かせてしまうのでURLをそのまま記述して、そこにリンクを張る形にすることもあります。

好奇心とともに発展するブログ ー monomi
https://monomi.tokyo/

このサイトのトップページへリンクを張る場合にはこれで良いのですが、例えばこのサイトのニュース関連カテゴリーにリンクしたい場合にこれをそのまま表示すると

https://monomi.tokyo/archives/category/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E9%96%A2%E9%80%A3
もしくは、
https://monomi.tokyo/archives/category/ニュース関連

このように長いものになります。それをGoogleのURL短縮サービス、「Google url shortener」を使うと
http://goo.gl/khuA3o
のように短くすることが出来ます。

それとアフィリエイトサイトへのリンクとわからないようにするための場合もあります。アフィリエイトというのは訪問者が商品を購入すると、紹介したサイトの運営者に報酬が支払われる仕組みで、このブログでも利用しています。ただ、アフィリエイトを忌み嫌っている人もいますので敢えてわからせないように短縮URLにしたり、サイト内リンクと見せかけて目的サイトへリダイレクトさせたりするのです。

それはアフィリエイトリンクだとわかるとわざと踏まないような人に対する偽装工作という場合もありますし、アフィリエイトリンクそのものを見せないことによって嫌っている人に不愉快な思いをさせないとか、サイトがただの小遣い稼ぎと思われたくないという意図もあるでしょう。

私自身、短縮URLを使っていたこともありましたが、最近ではあまり気にせずにむしろアフィリエイトリンクだとわかるように、そのままURLを載せるようにしています。理由はその方が見る人に親切だと思うからです。嫌っている人は(言葉は悪いですが)偽装したリンクで飛ばされるのは不本意でしょうし、気にしない人にとってはどうでも良いことだろうと思うからです。

それはともかく、問題はリンク先がフィッシング詐欺サイトだったり、ウィルスが仕込まれたサイトだったりした場合です。そういうサイトへ誘導する場合は、甘い言葉で誘惑する場合もあれば、何気なくクリックを誘発してしまうような細工が施されていることもあります。これは本人が意識して注意するしかありませんが、リンクをクリックする時は、それがどこへリンクされているのかを確認するようにしましょう。

リンク先確認方法

1 ステータスバーをチェックする

まずはリンクURLやバナーにマウスカーソルを当てた時に、ステータスバーに表示されるURLを確認しましょう。先ほどのようにURLが書いてあるものにハイパーリンクしてあるものも油断は出来ません。あくまで文字列にリンクが貼ってあるだけなので、リンク先が別のURLになっているものがあります。そのような場合は、その時点ですでに怪しいですね。

2 短縮URLをチェックする

短縮URLの場合は、リンク先の正確なURLがステータスバーには表示されません。その場合はその短縮URLが実際にどこへリンクされているのかを確認するようにしましょう。

短縮URLチェッカー
http://x-1.jp/

こちらは日本語サイトなので、一番使いやすいと思います。先ほどのこのサイトのニュース関連カテゴリへの短縮URL
http://goo.gl/khuA3o
を使って確認したものが下の画像です。経路が表示されるので、何回もリダイレクトされている場合には、その経路も表示されます。

[短縮URLチェッカー] ニュース関連 - monomi 2016-04-17 17-04-24

その他の短縮URL確認サイト

GetLinkInfo.com
http://www.getlinkinfo.com/

このサイトはウィルスやフィッシング詐欺のサイトかも判定してくれます。FirefoxやIEの検索エンジンにも対応しているので、検索窓から判定したい場合も便利です。

Unshorten.It!
http://unshorten.it/

検索結果にリンク先の画面キャプチャ画像が表示されます。そのサイトがどういうサイトかを判断する上で、概要を見るよりもキャプチャ画像を見たほうが一目瞭然ということもあります。画像が表示されるまで少し時間がかかりますが、より慎重を期す場合には確認した方が良いでしょう。

他にもいろいろありますが、併用してもそれほど意味は無いでしょうから、どれかひとつに絞ってすぐに活用出来るようにブックマークされるのが良いかと思います。

3 サイトの調査をする

先ほどの短縮URLの場合にも、そのままサイト調査も出来るサイトがありますが、短縮URLではなくて通常のURLの場合、URLを記入すればすぐに調査出来るサイトです。

ウェブ調査
https://www.aguse.jp/

これはサイトのスクリーンショットだけではなく、IPアドレスの表示やマルウェアの検出、ドメイン情報や外部と接続しているリンクなども一覧で表示されます。

電話詐欺同様に、サイト上での詐欺やウィルス拡散などはどんなに気をつけていても万全ということはないでしょう。しかし、だからといって全く予防しないというのもリスクを増大させるだけです。防げるものは自分で防ぐという姿勢が大事ではないかと思います。

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