芥川賞

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【読書感想】荒地の家族

第168回(2022年下半期)芥川賞を受賞した佐藤厚志さん著の小説です。著者の佐藤厚志さんは、1982年宮城県仙台市生まれ。東北学院大学文学部英文学科を卒業し、2017年第49回新潮新人賞を「蛇沼」で受賞。現在は仙台市にお住まいで「丸善 仙台アエル店」の書店員さんです。
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【読書感想】おいしいごはんが食べられますように

第167回(2022年上半期)芥川賞を受賞した高瀬隼子さん著の小説です。著者の高瀬隼子さんは1988年愛媛県生まれ。2019年に「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞して、文壇デビューしました。
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【読書感想】この世の喜びよ

第168回(2022年下半期)芥川龍之介賞を受賞した井戸川射子さん著の短編小説です。単行本には他に、ハウスメーカーの建売住宅にひとり体験宿泊する主婦を描く「マイホーム」、父子連れのキャンプに叔父と参加した少年が主人公の「キャンプ」が収録されています。
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【読書感想】ブラックボックス

第166回(2021年下半期)芥川賞受賞、砂川文次さん著の作品です。著者の砂川文次さんは1990年に大阪で生まれ、神奈川大学卒業後、自衛官を経て、都内で区役所勤務をされているようです。2016年、「市街戦」で第121回文學界新人賞を受賞しています。
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【読書感想】貝に続く場所にて

石沢 麻依さん著、第64回群像新人文学賞受賞のデビュー作にして、第165回(2021年上半期)芥川賞受賞です。作者の石沢麻依さんは、1980年、宮城県生まれで、現在はドイツに在住です。コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。
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【読書感想】彼岸花が咲く島

第165回(2021年上半期)芥川賞受賞、李琴峰(り ことみ)さん著の作品です。作者の李さんは、台湾出身で、日本語は15歳から学び始めたという変わった経歴をお持ちの才媛です。ー 記憶を失くした少女が流れ着いたのは、ノロが統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だった――。不思議な世界、読む愉楽に満ちた中編小説。
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【読書感想】推し、燃ゆ

宇佐美りんさん著の第164回(2020年下半期)芥川賞受賞作にして2021年本屋大賞ノミネート作品です。直木賞受賞作やノミネート作品が本屋大賞にノミネートされることは珍しくありませんが、芥川賞受賞作がノミネートされるのは珍しいのではないでしょうか。
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【読書感想】首里の馬

第163回(2020年上半期)芥川賞受賞、高山羽根子さん著の作品です。首里城の火事は本作の執筆中に起きた出来事で、そのことと本作はまったく関係ありません。主要なテーマは、沖縄の歴史の伝承です。とても不思議な世界観ですが、芥川賞にふさわしい力作だと思います。
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【読書感想】破局

私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。ー遠野遥さん著作、第163回(2020年上半期)芥川龍之介賞受賞作です。1991年生まれの遠野遥さんは、平成生まれで初めての芥川賞受賞者となります。
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【読書感想】背高泡立草

この小説は文体も内容もかなり難解な作品ではないかと思います。文章の言い回しもさることながら、何も考えずに読み進めていくと、流れからは一見無関係な話が突如出てきて戸惑ったり、主語が誰のものなのかわかりづらくて暫く考えたりする羽目に陥ります。
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